戸建ての演出家 エクステリア照明の種類と費用
戸建て住宅にグレードアップ感と個性をもたらしてくれるエクステリア照明。
単なるライトアップ効果にとどまらず、夜間の防犯対策としても役に立つことから、積極的に取り入れるご家庭が目立つようになりました。
新築一戸建てを購入予定のお宅なら、なおのこと設置を検討してみる価値があるのではないでしょうか。
ここでは、そのエクステリア照明の種類や価格・設置費用の相場についてご紹介します。
戸建ての印象を決めるエクステリア照明の種類
エクステリア照明にはいくつかの種類があり、設置場所や用途によってその呼び方もさまざまです。
代表的な種類のひとつとして、玄関先に取り付けるポーチライトがあります。
ポーチライトは夜間の玄関ドアの開け閉めに必要なだけでなく、家の印象を左右する玄関先の雰囲気を作る役割も担っているといえます。
外壁に取り付けるブラケットタイプや、庇(ひさし)の天井面から照らすダウンライトが主流ですが、ランタンのような吊り下げ型や足もとから照らすタイプなどもあります。
最近では、照明の種類や設置のしかたによって昼間以上に庭の美しさを際立たせることから「ナイトガーデニング」とも呼ばれ、戸建てのエクステリア照明のなかでも特に注目を集めているのが、ガーデンライトも人気です。
ガーデンライトには、門から玄関までを照らすアプローチアテンドとしても使えるポール型や、庭の草花や外壁を効果的に演出するスポットライト型、地面に生える植栽などを柔らかく照らす置き型など、一戸建てに適したさまざまなタイプのエクステリア照明が用意されています。
また、門柱に据え付けられる門柱灯は表札灯とも呼ばれ、壁付け、埋め込み、ポール型など、こちらも各種タイプのエクステリア照明が用意されています。
門柱灯も玄関を照らすポーチライトと同様に家の印象を左右する重要なポイントになりえますから、門と建物のイメージに合ったデザインや機能で選択するのがよいでしょう。
ほかにも玄関以外に出入り口に付ける勝手口灯、車の駐車スペースに取り付けるガレージライトなどがあります。
これらは装飾的役割よりも実用性が求められますので、明るさ重視でオートON・OFF機能付きのタイプが適しています。
戸建てのエクステリア照明の取り付け費用相場は?
エクステリア照明の商品価格帯は、おおむね1万円から5万円前後です。
ただし、電気工事士の資格がなくても取り扱いが認められている12Vタイプではなく、100V仕様の屋外コンセントを使用する場合、あるいは配線工事をともなうエクステリア照明設置の場合は、業者に依頼しなくてはなりません。
その際、商品価格以外にも「取り付け」「電気工事」費用がそれぞれ1ヵ所に5千円から1万円程度はかかると考えておくことをおすすめします。
ポールタイプのエクステリア照明では支柱の工事にも同額程度が必要で、そうした別途かかる費用も想定しておく必要があります。