一味違う新築住宅になる!?リビングイン階段を取り入れるメリットとは
完成した住宅の間取りは簡単に変更できないため、購入した新築住宅に後悔しないよう、選びうる住宅の間取りはしっかりとチェックしておきましょう。
ここでは限られたスペースを有効活用できるリビングイン階段のメリットや、知っておきたいデメリットとその対策などについて紹介します。
新築住宅に取り入れられるリビングイン階段とは?基本やメリットについて
2階へ上がるための階段はリビングへと通じる廊下の途中に設置するのが通例ですが、それをリビングに設置したものがリビングイン階段と呼ばれます。
お風呂とトイレを1か所にまとめたユニットバスのように、リビングのなかに階段を設置して住居内のスペースを節約し、居住スペースを少しでも広くできるのです。
設置方法や階段のデザインなどに注意すれば個性を出せるほか、広々とした吹き抜けとも相性がよく、まるでドラマに出てくるようなおしゃれなリビングも作れます。
2階に上がるにはリビングを必ず通過するため、家族がいる方は顔を合わせる機会が自然と増え、コミュニケーションが促進されるでしょう。
このようにメリットが多く、新築住宅にもしばしば取り入れられています。
リビングイン階段にもデメリットあり!新築住宅でおすすめする対策とは
2階へと通じる階段が設置されているため、リビングを完全には閉め切れなくなり、空調の効率が悪化しがちです。
特に冷気は下に溜まる性質がありますから、冬になると階段から2階の冷気が常に下りてきてリビングが暖まりにくくなるのです。
また、階段を通して物音や話声がお互いによく伝わりますので、リビングと2階のどちらにいても人の気配を感じやすくなります。
さらに、2階に上がるにはリビングを必ず通過するため、2階へと案内する来客があった際にはリビングでくつろぎづらくもなります。
これらデメリットへの対策は、たとえばリビングの壁に埋め込むように階段を設置し、その出入り口にカーテンやドアなどを設置することです。
冬場や来客があったときなどに簡単な仕切りを作れ、冷気や物音、話声などを少しでも遮断できます。
階段の位置をリビングのなかでも手前に設置すれば、2階へと上がる来客はリビングの奥までは通過しなくてもよくなり、お互いに落ち着きやすくなるでしょう。
また、住宅全体の断熱性能を高めれば、リビングに階段があっても空調が効きやすくなりますので、購入する住宅の断熱性能に注意してみてください。