不動産は競売でも購入可能!知っておきたい方法や注意点とは
不動産を購入したいなら不動産会社やハウスメーカーなどへ相談するのが通例ですが、そのほか競売にて購入する方法もあるのです。
ここでは不動産の購入を検討している方に向け、競売にて購入するその方法やメリット・デメリット、注意点などについて紹介しましょう。
競売にて購入できる不動産とはいったい何?落札方法はどうなる?
不動産の購入には住宅ローンがよく利用されるものの、残念ながら返済が滞り、物件を手放さざるを得なくなるケースもあるものです。
その際に任意売却などを用いて自ら手放さずにいると、やがて債権者により物件が差し押さえられ、競売にかけられて売却されます。
つまり競売で売られている物件とはローンの滞納により差し押さえられたものがほとんどで、貸付金の回収のため買い手を広く募集しているのです。
競売には一般の方でも参加できますので、最高裁判所が情報提供している専用サイトにて物件を検索し、ほしいものがあるか探してみてください。
入札したいときは保証金を振り込んだのち、振込証明書・入札書・住民票などを提出する規定の手続きを裁判所にておこないます。
入札者のうち最高値をつけた方が落札できますので、心惹かれる物件があれば金額に注意しましょう。
競売で不動産を購入するメリットは?デメリットや注意点はある?
その物件の市場価格より安値となりやすいのが競売ですので、参加者にとってはよい物件を安く買える可能性があります。
また、いずれもやむを得ない事情を経て売りに出された物件ですから、市場にはあまり出回らない優良な物件が見つかることもあるのです。
その一方、物件の内見が一切できないため裁判所が用意した資料だけで入札を判断せざるを得ず、さらにその情報の精度や信頼性、物件の品質などは保証されません。
物件の資料に不足や間違いがあったり、落札した物件に大きな瑕疵があったりしても誰にも補償を求められず、落札者が自己責任で対応するしかないのです。
このようなデメリットもある競売へと参加するにあたり、まずは資料にしっかりと目を通しましょう。
記載が必ずしも正確とは限らないため難しいところですが、入札する物件を選ぶための重要な資料であることは間違いありません。
そのうえで、内見は不可能でも敷地外から外観などは確かめられますので、可能なら現地に一度赴くのもおすすめです。
そのほか、落札の取消はできないうえ、落札後に入金が遅れると購入の権利を喪失し保証金も没収されますので、規定の手順やスケジュールもよく確認してください。