おすすめの住宅ローンの組み方とは?それぞれの金利の特徴やポイント
住宅ローンを組んでマイホームを購入する際、ローンの組み方に悩んでなかなか決められないケースも少なくありません。
それぞれの金利タイプの特徴やポイントをつかんでおくと、自分に合った住宅ローン選びができるでしょう。
今回はおすすめの住宅ローンの組み方について、特徴やポイントを交えてご紹介します。
住宅ローンの組み方はどっちがおすすめ?固定金利と変動金利の違い
住宅ローンにおける金利タイプは大きく分けると、固定金利と変動金利の2種類があります。
固定金利とは、借入時に設定した金利が完済まで変わらないタイプのことです。
金利が一定のため返済計画を立てやすいメリットがある一方で、ほかの金利タイプよりも金利が高い傾向にあります。
そのため全体の支払額から見ると、ほかの金利タイプよりも損する可能性があります。
変動金利は景気や物価の状況により金利が変わるタイプのことを指し、もっとも低金利で借りられるというメリットがあります。
金利が上がる可能性はあるものの、利率の上限は変更前の1.25倍までと決められているので、限りなく利率が上がることはありません。
一方で変動金利は5年に1回のペースで返済金額の見直しされるため、見直しの時期によっては返済期間の後半に支払額が増えてしまうリスクがあります。
収入や貯蓄に余裕がある方や借入金額が少ない方は変動金利、借入金額が多く安定した返済を求める方は固定金利を選ぶといいでしょう。
住宅ローン選びのポイントは?こんな組み方がおすすめ!
住宅ローン選びで押さえておくポイントは、以下の3つです。
●金利差による支払総額の差にも注目する
●返済比率は手取り収入の20%~25%以内に抑える
●家賃と同額の住宅ローンで組まない
住宅ローンの適用金利が0.5%違うだけで、支払額が数百万円も変わってしまう場合があります。
借入金額3,000万円、返済期間35年とした場合、年1.0%と1.5%を比較すると毎月の支払額に7,000円以上の差が生まれるのです。
総支払額でいえば300万円以上も差が出るため、金利の差による支払総額の差もふまえてプランを比較するといいでしょう。
返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合のことで、年収の20%~25%程度が目安とされています。
家計状況によって異なりますが、年収400万円で手取り月収が約26万円のケースを例にすると、理想的な返済額は5.2万円~6.5万円です。
住宅ローンを組むと、返済額以外に管理費や修繕積立金などの住居関連費が年間数十万円程度かかります。
家賃と同額の住宅ローンで組んでしまうと返済が苦しくなる可能性があるので、住居関連費も考慮して返済計画を立てるようにしましょう。