コロナ禍で任意売却の件数が増加!ローン破綻する前に考えるべきこととは
計画的に住宅ローンを組んだはずなのに、さまざまな理由でローンの返済が滞ってしまうことがあります。
最近増えているのが、新型コロナウイルスの影響で住宅ローン破綻するケースです。
新型コロナウイルスの影響でローン破綻する人が増えている現状や、ローン破綻しないための対策をチェックしていきましょう。
新型コロナウイルスの影響で任意売却の件数が増加している!
住宅ローンの返済が滞ってしまう、住宅ローン破綻は、2015年から2019年までは4%程度でした。
つまり、25人に1人くらいの割合で住宅ローンの返済が苦しくなってしまうケースがあるのです。
5%でも多い数字だと思われていましたが、今後住宅ローン破綻の件数はさらに増えることが予想されています。
住宅ローンが払えないという相談件数は、2020年の4月から5倍に増えているのです。
住宅ローン破綻してしまう原因は、4つあります。
1つめは、そもそも住宅ローンの返済計画に無理があった場合です。
2つめは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、収入が減ってしまったことが原因で住宅ローン破綻してしまうケースがあります。
会社が倒産してしまった、解雇された、残業がなくなったことで収入が減ったなど、理由はさまざまですが、思わぬ収入減少で住宅ローンの返済が苦しくなってしまうのです。
3つめの理由は離婚で、4つめの理由は支出の変化です。
離婚により家に入る収入が減ってしまうことが原因だったり、病気やケガなど思わぬ支出で住宅ローンの返済が滞ったりするケースがあります。
コロナ禍で増える任意売却件数!ローン契約時の注意点とは
住宅ローンを契約するときには、住宅ローン破綻しないように検討する必要があります。
大切なのは、将来のさまざまなリスクも考えて無理のないローン計画を立てることです。
病気や離婚は予測できるリスクとして、ローンの返済計画においても考慮しておくと良いでしょう。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大や天災は、予測が難しい事態です。
このようなケースでは、金融機関に住宅ローンのリスケジュールをお願いするのも一つの方法でしょう。
リスケジュールとは、返済期間の延長や一定期間の返済額を減額してもらう方法です。
また、住宅ローンの借り換えを検討する必要もあるでしょう。
住宅ローンの完済が難しいと感じている場合は、早めに任意売却を検討することも大切です。